訪問看護への転職を考えたら、まずは自分が求める訪問看護ステーションはどんなものかを考えましょう。
僕自身の経験をもとにお伝えすると、臨床経験の浅い看護師は、看護師が10人近くいる大規模な訪問看護ステーションに転職すべきです。
なぜなら大規模なステーションだと、指導に時間を掛けられるし、休んだりした時のフォローもしやすく、オンコールの負担も少ないからです。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
ですが、看護師が10人以上いる訪問看護ステーションは、全体の10パーセント前後とかなり少ないです。
訪問看護ステーション全体で、およそ8000事業所ほどあるようですが、そのうちの800事業所程度のようですね。
少し古いですが厚生労働省のPDFを貼っておきますので、参考にしてください。
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000170290.pdfそれだけ少ない中で、自分に合う訪問看護ステーションを探し出すのは中々大変です。
さらに、大規模なステーションは離職率も低いので、求人もそこまで上がっていない可能性があります。
いくつかの転職サイトに登録し、とりあえず情報収集していき、慎重に見極めることが大切です。
この記事では、いくつかの転職サイトを紹介します。
その中で、最低でも2〜3カ所サイトを登録し、自分に合った求人を探しましょう。
それぞれのサイトの特徴もお伝えしますので、登録してみたいと思うサイトから見ていってくださいね。
看護師求人EX
- 看護師の求人、約12万件中 訪問看護の求人が1万件以上ある。
- こだわり条件を使う事で、希望の求人が簡単に探しやすい。
- 都市部だけでなく地方にも求人が豊富にある。
- 30社以上の紹介会社の求人を掲載しており、複数の紹介会社の求人を一括で検索することができる。
- 毎日求人が更新されていて、公開されていないような求人も紹介してくれる。
- 専門のコンサルタントが相談を受けてくれる。
- 公式サイトにて、転職の流れや応募書類作成のアドバイス、面接対策についても記載されている。
- 地域によっては求人が少ない場合がある。
キララサポート看護
- 看護師の求人数は約4500件、そのうち訪問看護は1400件程ある。
- 看護師の転職に特化したコンサルタントに相談ができる。
- 転職の前後でサポートが手厚い
- 転職後にも定期的な面談でカウンセリングをしてくれる。
- 転職と派遣の両方で求人が掲載されている。
- Web面接が可能な求人も多い。
- 転職後の実際を、生の声としてサイト内で聞ける。
- 公式サイトで転職に関する役立つ情報が見られる。
- 看護師以外の求人もある。
- 関東圏、特に東京・神奈川・埼玉・千葉の求人に特化しており地方の求人は少ない。
- コンサルタントと合わないこともある。
- 電話がしつこいと感じることがある。
- 希望に合わない求人を紹介されることがある。
ナースジョブ
- 看護師の求人約3万件中 訪問看護の求人が約2千件。
- 非公開の求人も多数あり。
- 医療機関への逆指名が可能。
- 求人に上がっていなくても、キャリアアドバイザーに相談することで交渉してもらえることがある。
- 専任のキャリアアドバイザーが転職をサポートしてくれる。また、採用担当者ともやりとりをしているため、質の高い情報を得られる。
- サイト内に、実際の転職体験談や面接対策、お悩み解決コラムがあり参考にできる。
- キャリアアドバイザーからの連絡が多いことがある。
- 求人情報と実際に働いてから知る情報が異なる場合がある。
- 希望とは異なる求人を紹介されることがある。
- 求人数に地域差がある。
ジョブデポ看護師
- 看護師の求人は約9万件、そのうち訪問看護の求人が1万5千件ある。
- 求人がなくても希望を伝えると交渉してくれる場合がある。
- 年収や勤務条件などを交渉してくれる。
- 担当のアドバイザーに相談することができる。
- もし対応が悪かったり、合わない場合は変更してもらうことができる。
- 電話やメールでの対応が素早く、早いテンポで転職することができる。
- 電話連絡がしつこい場合がある。
- 希望していない求人を紹介される場合がある。
メディカルスタジアム
- 2023年に開始された新しい転職サイト。
- 自ら求人に応募するか、病院や施設からのスカウトを受け取る形で転職先を見つける。
- LINEやメールにて登録を行い、LINE・メールでスカウトが届くようになる。
- 入職が決定するまでのやり取りは、採用担当者とメディカルスタジアム内のメッセージ機能で直接行える。
- 入職が決定すると最大5万円の「入職祝い金」がもらえる。
- サイトが開始されたばかりであるため、口コミや評判があまりない。
- 求人が少なく、ほとんどが東京・神奈川・千葉あたりの求人となっている。
まだまだ開始になったばかりのサービスなので、利用に関しては戸惑う方が多いかもしれません。
ですが、最近流行りのビズリーチなどのような直接スカウトが来る転職サイトであるため、これから人気が出るかもしれません。
自分に合った求人が出るのを見越して、登録だけしておきスカウトを待つのもありですね。
ナースJJ
- 看護師の求人は約4万6千件、そのうち訪問看護の求人が約3千件ある。
- 看護師応援プロジェクトがある。
- 転職の成功者が職場の雰囲気などの職場レポートを提出することで報酬をもらえる。具体的な報酬額は公表されていないので、直接問い合わせてみてください。
- 転職者レポートにより、職場の内部情報が多く得られる。
- GPSを使うことで、家から近い職場を探しやすい。
- 看護師専門の経験豊富なコンサルタントがサポートしてくれる。
- メールやLINEでの情報収集ができる。
- 担当者に当たり外れがある。
- 希望に合わない求人を紹介されることがある。
- 転職後も求人の案内が送られてくることがある。
看護師ワーカー(旧医療ワーカー)
- 看護師の求人は約6万件、そのうち訪問看護の求人が約6千件ある。
- 条件の良い非公開求人を扱っている。
- コンサルタントの対応が良い。
- 希望に合う求人を紹介してくれる。
- 連絡がしつこい。
- 希望しない求人を紹介される。
- コンサルタントの対応が悪い。
まとめ
今回はいくつかの転職サイトをご紹介しました。
共通点として
- 専任のキャリアアドバイザーやコンサルタントが担当となり、転職のサポートをしてくれる。
- 非公開求人を紹介や、希望する医療機関への交渉をしてくれる。
- キャリアアドバイザーやコンサルタントと合わない場合がある。
が挙げられました。
比較するポイントとして、
- 求人数
- 地域差
が挙げられました。
キャリアアドバイザーやコンサルタントの対応については、どの転職サイトでも当たり外れがあるようです。
転職に失敗しないためには、いくつか転職サイトに登録しておき、キャリアアドバイザーやコンサルタントの対応、求人を比較しながら転職を進めていくことがベストです。
数多くある転職サイトの中でも、特徴的な転職サイトとして挙げられるのが、メディカルスタジアムですね。
最近流行りのビズリーチのようなスカウトが直接くるようなサイトなので、これから盛り上がり求人数も増えそうです。
転職に急いでないようであれば、メディカルスタジアムに今から登録しておき、求人を待っておくのも良いでしょう。
わっちょのおすすめは、
訪問看護の求人数が多い、看護師求人EXとジョブデポ看護師で求人を探し、メディカルスタジアムでスカウトを待つという方法です。
他にも、探している転職先の地域で求人差はあると思いますので、そこも考慮しながら探してみてください。
看護師の転職数はかなり多く、それに伴って転職サイトもどんどん増えています。
競合が多いと、大体サービス内容も似てきていますね。
結局は転職サイト内のキャリアアドバイザーやコンサルタントによって良し悪しが変わってきます。
いくつかの転職サイトを比較した上で、失敗しない訪問看護ステーション選びを行ってください。
今回の記事が少しでも参考になれば嬉しいです!
最後まで見て頂きありがとうございました!
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